▲実際にアジカの居る所に行きて見れば聞いて居た談とは多少違つて居た如何にしても實見をしなければならないものであるアジカを捕獲する所は洞穴でなけねばならぬ一方から他方に通する様な洞穴の中に多數群がつて居るそこて一方の洞穴の前面に網を張り他方の洞穴には番人を置いて逃れ去ることを防くのてあるやかて網も張られた用意は充分であつた我々のテンマは今や岸に到着し我れ先にと岩上に飛び移らんとする時遂一頭來つて網にかゝつたのてある網の巾さは凡そ四尺長さは適宜である網の目は七八寸と云ふ処である實にアジカは馬鹿なものであつて洞穴から水中を潜り出てんとする時網の目に頭をさすのてあるそこて充分注意さへして居れば一頭も餘す所はない程によく捕へらるゝのてある
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資料タイトル | 竹島渡航日記(四)(山陰新聞) |
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作成年月日(西暦) | 1906年04月10日 |
作成年月日(和暦) | 明治39年04月10日 |
編著者 | 旅行者 某生 |
発行者 | (株)山陰新聞社 |
収録誌 | 山陰新聞 |
資料概要 | 竹島視察の同行者による旅日記。4回目は、竹島にてアシカを捕獲する様子が詳しく記されている。 |
言語 | 日本語 |
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公開有無 | 有 |
所蔵機関 | 島根県立図書館![]() |
媒体種別 | マイクロフィルム |
数量 | 1ページ |
資料番号 | T1906041000102 |
利用方法 | 島根県立図書館で閲覧 |
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