一筆紺青を以て染めた樣な八尾川と突兀飛龍の如き城山の景は實に海辺にあろうとは思われない程に幽邃てある此珍らしい西鄕裏面の風色があるのにかゝはらず夫れとは相反した士女の裏面は紛々厭ふべき卑猥なる花計り咲き乱れて居るのて城山は爲めに泣いて居るてあろう此山を洗ふ所の八尾川は潺々として流れて有名なる隱岐杉を下方に輸すのてある杉の筏に乗して掉すところの樵夫は誰か以て嵐峡を思はないものかあろう
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| 資料タイトル | 竹島渡航日記(二)(山陰新聞) |
|---|---|
| 作成年月日(西暦) | 1906年04月06日 |
| 作成年月日(和暦) | 明治39年04月06日 |
| 編著者 | 旅行者 某生 |
| 発行者 | (株)山陰新聞社 |
| 収録誌 | 山陰新聞 |
| 資料概要 | 竹島視察の同行者による旅日記。2回目は、隠岐西郷の情景、出来事。ここで足止めされたとある。 |
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 公開有無 | 有 |
| 所蔵機関 | 島根県立図書館 |
| 媒体種別 | マイクロフィルム |
| 数量 | 1ページ |
| 資料番号 | T1906040600102 |
| 利用方法 | 島根県立図書館で閲覧 |
| 注意事項 |


