▲廿二日 十二時汽船に乗し松江を發す船中には東島司吉田税務局長其他數氏の知名者があつた本日は余りに天氣晴朗であつた為め却つて後日の天候を氣遣はるゝ程であつたが何れも甲板に出でゝ本庄森山など指しては又大山を顧みて見馴れた山も物珍らしいものゝ樣に話の材料とはなつて甲板の上は一入の景色を增したのである船は進む眺め來つた山口の中でも森山付附近の第三紀の凝灰質の山は他のものとは異つて黄赭色の禿頭を表わし屡々蕪村豊彦などの画に見る所の山の樣に温しき姿に又奇秡なる形が加はつて特別なる一幅の山水が見られたのである
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資料タイトル | 竹島渡航日記(一)(山陰新聞) |
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作成年月日(西暦) | 1906年04月03日 |
作成年月日(和暦) | 明治39年04月03日 |
編著者 | 旅行者 某生 |
発行者 | (株)山陰新聞社 |
収録誌 | 山陰新聞 |
資料概要 | 同年3月下旬に実施された竹島視察の同行者による旅日記。1回目は、松江出発から隠岐の西郷に到着するまで。 |
言語 | 日本語 |
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公開有無 | 有 |
所蔵機関 | 島根県立図書館![]() |
媒体種別 | マイクロフィルム |
数量 | 1ページ |
資料番号 | T1906040300102 |
利用方法 | 島根県立図書館で閲覧 |
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