一行五十名は既記の如く二十七日午前八時竹島着直に上陸十數名各方面に分担調査を了へたるが豫ねて噂ありし如く海驢群棲せるを以て一行は網又は銃を以て或は打撲して其拾頭を捕獲(内一頭は生擒)し三頭を船に積載し午后二時三十分出帆せるが同島には海苔の産するを見たり斯くて午后八時頃鬱陵島の苧洞に着一部は直に上陸せるが道洞よりは日本警官及郵便局長人民等船二隻を艤して歡迎せり依て同島の郵便局長片岡某氏の家に宿を請ひ一部は汽船に泊し佛曉を待て上陸し一同郡守を訪問し本邦人巡査部長の通辯にて島の情況を尋ね夫れより一部は島内の一部は沿海の何れも調査をなし午后八時解纜翌二十九日午后四時三十分西郷着官民有志の歡迎会に望み翌三十日午前十時出發午后三時三十分境着直に汽船を乗り換え同七時過ぎ歸松せしなりと
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資料タイトル | 竹島土産(山陰新聞) |
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作成年月日(西暦) | 1906年04月01日 |
作成年月日(和暦) | 明治39年04月01日 |
編著者 | |
発行者 | (株)山陰新聞社 |
収録誌 | 山陰新聞 |
資料概要 | 竹島と鬱陵島への渡航、調査の報告。竹島ではアシカを捕獲。さらに鬱陵島に渡航し上陸。日本人の警官、郵便局長の出迎えを受け、一泊し、翌日、沿海や島内を調査し出港した。竹島で捕獲したアシカの一頭を鬱陵島の郡守(韓国人)に贈ったことや、神西部長と郡守の会談内容が記されている。 |
言語 | 日本語 |
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公開有無 | 有 |
所蔵機関 | 島根県立図書館![]() |
媒体種別 | マイクロフィルム |
数量 | 1ページ |
資料番号 | T1906040100102 |
利用方法 | 島根県立図書館で閲覧 |
注意事項 |