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嘆願書[1955年(昭和30年)5月]

(印)[立請第463号 1955年5月26日受付 琉球立法院]

嘆願書

 一九五五年三月二日、午后二時頃尖閣列島近海、東経一二三度二九分、北緯二五度四分の海上(琉球領海内)に於て■■■所有のOT五一号第三清徳丸(一五.三九屯)が中華民国々旗(青天白日旗)をかかげた二隻のジャンク船(大安、金水進)におそわれ、■■■、■■■、■■■の三名が行方不明になった事件について、事件発生以来捜索並びに遭難者の救助のために御尽力下さいました軍、民両政府に対して厚く御礼を申し上げます.
 (略)
 われわれ漁民の人権と安全を守るために、軍民両政府、並びに立法院が、これら怪ジャンクの所属国を正確につきとめて、行方不明になった三名の生命を救助し、かかる行為に厳重抗議を申し込むと共に、本事件によって蒙った莫大な人的、物的損害に対する賠償に関しても国際的に強く訴えるよう努力されることを希望し、左の四項に対してとくに御配慮下さるよう切に御願い致します.
 (略)

資料タイトル 嘆願書[1955年(昭和30年)5月]
作成年月日(西暦) 1955年5月
作成年月日(和暦) 昭和30年5月
編著者 与那原町漁業協同組合長 当真正仁ほか3名
発行者
収録誌 1956年8月 [陳情・請願・陳情に関する書類 五五年]
資料概要 第三清徳丸襲撃事件の被害者家族らによる琉球政府立法院への嘆願書(1955年(昭和30年)5月26日受付).事件からおよそ3か月が経過するなか、行方不明者の捜索救助や行方不明者の家族への生活救援等を訴えている.
言語 日本語
公開有無 (※)
所蔵機関 沖縄県公文書館新しいウィンドウで開く
媒体種別
数量 4
資料番号 S1955050000101
利用方法 ※嘆願書は、個人情報が含まれるため原則閲覧不可.本報告書掲載画像はマスキング処理をし特別な許可を得て取得したもの.

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