国家公務員 CAREER GUIDE

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ITの力で、地域に新しいビジネスを生み出し
日本全体を元気にしていく。

大学では検察官を志し、法学部に入学しました。しかし、法曹だけではなく国家公務員という道に進む先輩方も多いことを知り、自分の進路のひとつとして考えるようになりました。そして、大学で法の知識以外にも、様々なことを学び、経験する中で、その思いは強くなっていきました。そのきっかけのひとつが「ソーシャルビジネス」との出会いです。文字通りビジネスを通じて、持続可能なかたちで社会課題の解決を行うというもの。ビジネスそのものはもちろん、携わる事業家の生き方、それに取り組む姿に大きな感銘を受けました。また、大学3年生の頃に起きた、東日本大震災も、自分の将来について考える大きなきっかけとなりました。甚大な被害と壮絶な状況から復興に向かう中、社会課題が山積みになっている。そんな状況を目の当たりにして「自分にも、この国が直面する課題を乗り越えるために何かできないだろうか?何かしなくては!」という思いを持つようになったのです。民間企業でのビジネスではなく、国家公務員として仕組みをつくり、国全体、社会全体をより良くする仕事に携わりたい。そんな思いが強くなり、国家公務員を志すようになりました。中でも、経済社会システムをデザインし、我が国の産業を発展させていくことが使命である経済産業省が自分の志向に合うと感じていました。官庁訪問や説明会などで出会った経済産業省の先輩職員の皆さんも、自分自身の職務に誇りとやりがいを持っている方ばかり。その姿を見て、自分の将来進むべき道を決めました。

スマートフォンが普及して数年。あっというまに人の生活になくてはならないものになりました。人口知能や深層学習が産業を変え、仕事のあり方を変え、人の生活を変え、かつてないスピードで進化していくのだろうと思います。まさに今この時代は、最も大きく経済や社会の構造が変化するタイミングにあります。そんな中で、教育環境も変わらなければ、未来も変わりません。IT人材を育てることこそ、この国、この世界の未来を育てること。そう実感したのが、情報処理振興課で携わったIT人材の育成施策でした。まず、国家試験として行っている情報処理技術者試験の体系の見直しを行いました。近年のサイバー攻撃の増加から、サイバーセキュリティ対策についての国家資格を新たに創設。また、将来的に求められるIT人材の要件も検討。「どんなスキルが必要か?」「どんな人物像なのか?」を分析。その結果を取りまとめ、今後の取組の方向性を策定しました。今、地方を含め、日本中の様々な地域でITやデザインを活用した、新たなビジネスが生まれています。今後、日本の経済を発展させていくためにも、各地域で特色のある新しい産業が生まれ、若い世代が活躍する場が必要なのです。ITを活用しながら、経済を活性化させ、雇用を創出する。そういった活動を促進することで、日本全体を元気にしていく。そんな取り組みができればと思っています。

戸田 悠子

TODA Yuko

経済産業省
商務情報政策局 情報経済課
2013年入省【Ⅰ種法律区分】
平成28年12月1日時点

仕事のミッションは、人工知能等の技術革新により、世界で起きている「第四次産業革命」の中で、我が国の企業の競争力を強化していくこと。そのために、IoT等を活用した先進的なビジネスモデルやプロジェクトを発掘・選定し、資金支援や規制・制度改革の支援を行っている。また、競争力の源泉となる「データ」取引に関するルール整備など、新たなイノベーションの創出に向けた環境整備に取り組んでいる。