国家公務員 CAREER GUIDE

各省庁・リンク
ページ一覧
高い志をもった経営者が、
能力を最大限発揮できる社会へ。

国家公務員を志したというよりも、経済産業省でやりたいことがあった、という方が正しいですね。父親が中小製造企業を経営していたこともあり、小さな頃から身のまわりに経営者がたくさんいる環境で育ちました。その人たちの、日本や住んでいる地域に対する想い、業界に対する展望など、熱く語る姿がとても輝いて見えたんです。漠然と、将来自分も会社を継ぐんだろうなと考えていたところ、父から「製造業の未来は厳しいから、お前は好きな道を選べ」と言われて衝撃を受けました。これまで身近だった“日本が世界に誇る製造業”が危機に直面している。その事実を知り、自分が何をしたいのかを改めて考えたんです。
そしてたどり着いたのが、高い志を持っている経営者に寄り添い、その能力を最大限に発揮できる社会をつくっていくという道。課題を抱えて苦しんでいる経営者の力になりたい。そしていずれ、日本経済の核になるような新産業を生み出していきたい。そんなダイナミックな仕事ができるのは経済産業省しかないと思ったんです。入省後、2年目で大きな法律をゼロからつくる仕事に携わり、3年目の今、100億を超える予算の執行を任されています。若いうちから責任ある仕事を任せてもらえることが経産省の面白さだと思いますが、怖さを感じないかといったら嘘になります。しかし、任されたからには、絶対にやり遂げてみせる。若いうちから責任を負うことで、自分の成長にもつながっていると感じています。

今、私が携わっているのは端的に言うと“日本のブランディング”を担う業務です。アニメや映画、マンガ、音楽など日本の魅力的なコンテンツを海外へ輸出し、日本ブームを創出する「クールジャパン政策」。そのファーストステップとなる、海外への情報発信に関わる施策を担当しています。コンテンツ事業者への支援策は大きく2つ。海外展開に必要なコンテンツのローカライズ(現地の言語や文化に合わせるための編集など)にかかる費用の補助と、海外の現地イベントなどでのプロモーション活動費の補助です。例えば、いま海外では様々な日本関連イベントが開催されていますが、フランス・パリの「JAPAN EXPO」やシンガポールの「アニメ・フェスティバル・アジア」など、海外展開に積極的な企業に向けて、渡航費やブース出展料の補助などをおこなっています。
このプロジェクトは、民間企業の活力なくして目標を達成することはできません。課題は本当にまだまだたくさんありますが、やる気のある事業者の皆さんと一緒に日本を盛り上げていきたいと思っています。日本の国益を考えるという大局観を持ちつつ、それぞれの現場においては「経産省からの支援を受けて新たな取り組みにチャレンジできた」という企業様の喜ぶ顔に直接ふれることができる。これは、私にとって大きなやりがいです。政策立案にあたって、このような「誰のため、何のため」という視点が非常に重要だと思います。また、今のポジションは、海外からの日本に対するリアルな評価を聞くことができますし、メディア・コンテンツの海外展開という今の時代の潮流に乗った政策に関われるため、とても面白みがあります。日々勉強ですが、楽しく仕事をさせていただいています。

板橋 優樹

ITABASHI Yuki

経済産業省
商務情報政策局
文化情報関連産業課
2012年入省 【Ⅰ種法律区分】

アニメや音楽など日本のメディア・コンテンツを海外へ発信する部署で全体のマネジメントをてがけ、「クールジャパン戦略」の一躍を担っている。サッカーで例えるなら、11人のプレーヤー(経営者)一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるように、グラウンド(環境)整備をするのが仕事。自分の周りの人や、将来の家族を幸せにすることを考えながら日々仕事に取り組んでいる。