国家公務員 CAREER GUIDE

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100年後の日本にも、
「当たり前の幸せ」を残せるように。
世界に誇れる治安政策をつくり続けます。

高校2年生の時でした。「人の役にたっている実感を持てる仕事がしたい」という思いから医師を目指していましたが、偶然出会った国家公務員の先輩が「国家公務員は国の医師として働ける」と話してくれたんです。それ以来、国家公務員として働くことを漠然と意識するようになって。ただ就職活動の時は、最初から官公庁に限定するのではなくソーシャルベンチャーなどの民間企業も広く見て回りました。しかし、業務内容の広さ、社会への影響力、そして何よりも特定の誰かではなく広く国民に責任を果たすことができるという魅力は、やっぱり国家公務員ならでは。その中でも警察庁を選んだのは「100年後、200年後、自分がいなくなったあとに子供たちに残したいものは何か?」と突き詰めて考えた結果が、『日本の治安の良さ』だったからです。世界中見渡しても、こんなに治安のいい国はありません。世界に冠たる日本の治安を守り、創り続けていく仕事なら、生涯高いモチベーションをもって取り組めるのではと思い志望しました。安全安心という国民にとって「当たり前の幸せ」を支えるのが私たち警察庁の仕事です。

現在は、生活安全企画課という部署で子供・女性・高齢者など比較的犯罪被害に遭いやすい層を対象とした、防犯政策の企画立案に携わっています。一般に警察の仕事というと、事件が起きたあとの「捜査」や「取調べ」というイメージを持たれがちですが、犯罪抑止のための政策立案も我々の大切な仕事なんです。現在私が担当しているストーカー対策などは特に、問題が解決したとしても、被害経験がその後の人生に暗い影を落とすことになってしまうことも多いです。被害が起きたあとに加害者を検挙するだけでは、人は安心して暮らすことはできません。治安を守り、創り出していくためには、犯罪の取締りと犯罪抑止を両輪で進める必要があります。「今後起き得る犯罪を予想し被害を未然に防止する」ため、創意工夫を凝らしたスキームを作るべく、仲間と侃侃諤諤と議論を深める毎日です。また警察庁は、政策立案のみならず、全国警察のヘッドクォーターとして、第一線警察に指揮監督するなどの役目も担っています。国民の安全安心を創りあげていくこの仕事に、行政官として大きなやりがいを感じています。誰もが安心して子供を外に送り出せる世の中にしていきたいなと思いますね。

松本 卓也

MATSUMOTO Takuya

警察庁
生活安全局生活安全企画課
平成24年入庁【Ⅰ種経済区分】
平成28年12月1日時点

どちらも正しいと思える2つの相反する考え。あるいは理屈上正しくても共感されにくい案。政策立案を進めるには、難しい判断が迫られることが多々あるという。限られた時間の中で良い判断を下すためには、日ごろから自らの常識を磨いておくことが大切だと語る。そのため多くの価値観、考えに向き合えるよう、プライベートでも様々な人や知識と触れ合うことを心がけている。