国家公務員 CAREER GUIDE

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貸付した財源が、よく知る施設に使われている。
手がけた仕事が社会に貢献している喜び。

大学卒業後はアパレル会社に入社し、婦人服を販売していました。洋服は毎日着用するため、人の生活に密着した仕事であることに喜びを感じていましたが、次第にもっと人々の生活に根ざした仕事に就けないかと思うようになります。公務員は地域や人々のためになる仕事ではないか、という漠然とした思いで目指すようになったのです。業務説明会に参加する中、財務局に関心を持ちました。財務局は財政だけでなく、金融、証券、国有財産などの多岐にわたる分野があり、担当する業務はとても幅が広い。そういった点に、大きな魅力を感じましたね。「私も多方面から国を支える仕事がしたい」と思い、財務局を志望しました。業務説明会の際、職員の方がそれぞれの現場で奮闘されている話を聞き、楽しそうに仕事の話をする姿にも強い憧れを持ちました。仕事では、「人のために」「社会のために」という気持ちを忘れないようにしています。2年前に近畿財務局から財務省へ出向し、昨年は総務係、今年は人事係です。内部業務ではありますが、社会への貢献度は同じだと感じています。組織の基盤を固める部局が当たり前に機能することで、その他多くの業務が回っていく。目の前の相手だけでなく、その先が社会へつながっているということを忘れず業務に励んでいます。

これまでに携わった仕事の中で印象に残っているのは、1年目に取り組んだ財政融資資金の貸付業務です。財政融資資金とは、地方公共団体へ貸し付ける資金のこと。融資の目的には、病院や学校、上下水道などのハード面、円滑な地方行政を支えるソフト面があります。資金の貸し付けを行うためには、貸付先の事業や金額面について事前に総務省と同意などの協議をした後、貸付を希望する地方公共団体から該当する事業に関する資料を提出してもらいます。事業によっては貸付額が高額になるため、資料の確認作業には緊張を伴いましたが、貸付日に各地方公共団体から入金確認の連絡が入ったときの達成感はとても大きかったですね。さらには、後に実際によく知る施設の改修に財政融資資金が使われていると知り、自分の国家公務員としての業務が社会に貢献しているのだと肌で感じました。貸付は事業完成後に行うため、年度末の3月に業務が集中します。年明けから毎日のように資料に目を通し、担当者へ内容確認をする日々。事務作業は1人で淡々と進めるものだと考えていましたが、在籍していた京都財務事務所財務課では、課内が一致団結して役割分担し、無事に貸付日を迎えることができました。1年目ということもあり助けてもらうばかりでしたが、チームで仕事をする喜びをひしひしと感じられました。

井上 菜美

INOUE Nami

財務省
大臣官房地方課
平成25年 財務省近畿財務局入局
【財務専門官採用試験】
平成28年12月1日時点

現在所属する大臣官房地方課は、財務省と、全国に10局配置されている財務局とをつなぐ部局。その中で、人事係で財務局職員の名簿管理や人事異動などの業務を行う。入局してから、結婚・子育てをしながら仕事にも全力で向かう女性をたくさん目にしてきたことで、将来は長く社会に貢献し、公私にメリハリのあるしなやかな女性になりたいと考えている。