国家公務員 CAREER GUIDE

各省庁・リンク
ページ一覧
世界へはばたく日本企業に
世界最高峰の支援を。

子供の頃、中国や南アフリカといった途上国に長く住んでおり、世界で活躍する日本人の姿に大きな憧れを抱いていました。膨大な天然資源や労働力を有しながら、様々なリスクのために開発が遅れている途上国に日本企業が進出し、活躍していくための方策を考えたいという思いは、その頃から常に心にあったように思います。大学院卒業後は、投資銀行で国内外のM&AアドバイザリーやJ-REITの引受業務を担当しました。日々の業務は、細々とした事務作業から顧客との打ち合わせなど、深夜までかかることも多くきついものでしたが、案件を通じて個別企業の海外戦略を後押しし、新たなビジネスへの道筋をつけることにやりがいを感じていました。ところが、様々な案件を担当する中で、国内外の制度上の課題に行く手を阻まれるような経験をし、民間企業が果たせる役割には限界があることに気づきました。経済産業省は、産業界や各省庁、各国との連携を通じて、中長期的の成長戦略を見据えながら、こうした課題を解決する使命を担っていると考え、志望するに至りました。

産業構造審議会の通商・貿易分科会という会議を年1回開催しており、今後の対外経済政策について、企業や大学等から有識者の方々を委員としてお招きして議論を行っています。省内のネットワークをフルに活用して、今後の政策の方向性について資料をとりまとめ、外部の有識者の方々から率直な意見を引き出せるよう、事前の根回しを含めた準備をするのが私たちの仕事です。若手のうちから大企業の社長クラスの方々と意見交換の機会が得られることは非常にありがたく思いますし、何より周りにいる先輩方がとても優秀なので、仕事の段取りから論点の精査に至るまでの議論についていくだけでとても勉強になります。また、これとは別に資金協力課と協働して、アジア・インフラファイナンス検討会を立ち上げました。アジアのインフラ需要は2010年~2020年の10年間で約8兆ドルに上るとも言われる中で、この膨大な資金需要を満たすためには、公的資金のみならず、PPPを含めた民間資金の活用が必要であり、我が国も様々な支援策を通じてインフラシステム輸出の促進を行っています。日本の投資家によるインフラ投資はこれからですが、日本の将来を見据えてメンバーと共に考え抜く作業にとてもやりがいを感じています。

関澤 久美

SEKIZAWA Kumi

経済産業省
貿易経済協力局 通商金融・経済協力課
2015年入省【経験者採用試験】

大学院卒業後、投資銀行で国内外のM&AアドバイザリーやJ-REITの引受業務を担当。その時に培った経験と経済産業省が担う使命が相まって、入省を志望、現在に至る。
2016年は、伊勢志摩サミットやTICADVIなどに向けて、日本企業の活躍と日本政府の取組を世界に向けて発信することが所属する部局の大きな役割の一つと語る。