国家公務員 CAREER GUIDE

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「海外で働きたい」という願いが現実に。
常に成長の機会を与えられている。

父が地方公務員だったため、公共のために働くことは将来の選択肢として常に考えていました。台風災害などがあるたび深夜や早朝に出勤する父を見ては、大変だと思いながらも社会のために働いている姿に誇りを感じたものです。私も父のように、やりがいやモチベーションを感じられる仕事に就きたいと思っていました。そんな中、高校時代に卒業生から話を聞く機会をいただいて。その方は東京の大学に進学して外交官を目指しており、私はそこで初めて国家公務員という仕事を知りました。“国の方向性を決める”という仕事を意識するようになったのです。その後は東京の大学へ進み、エネルギーに満ち溢れた場所で、地方ではできないスケールの大きな仕事がしたい、といつの間にか思うようになりました。志望の決め手となったのは、1ヶ月ほどのドイツへの短期留学です。ヨーロッパからのさまざまな学生とふれあい、自分が日本人であることを実感しました。日本のよさを改めて考えると共に、日本のため、さらには家族や友人のために、より暮らしやすい国づくりに貢献したいと思うようになり、国家公務員を志すことに決めたのです。省庁説明会に参加した際、財務省の女性先輩職員から話を伺い、財務省は予算や税に関する業務だけでなく、国際金融や開発援助の分野も網羅していることに興味を持ちました。また、女性の若手職員が海外の国際機関のポストに派遣されることもあると聞き、頑張り次第で自分を向上させられる職場だと感じ、財務省を希望しました。

これまで、財務本省だけでなく、海外や財務局での勤務など、さまざまな成長の機会を与えていただきました。日常業務の中でふと迷いを感じたとき、「社会に貢献している」と考えられる仕事に出会えたことはとてもありがたく感じています。特に印象に残っている仕事は、2008年から2011年に、ロンドンにある欧州復興開発銀行(EBRD)に派遣されたこと。EBRDでは、秘書業務のほか、日本がEBRDに設置した信託基金の管理、EBRDの支援プロジェクトの精査、理事会や委員会への対応と、多様な業務に携わりました。以前より海外で働いてみたいと思っていたため、希望が叶ったときは嬉しかったですね。ところが、多少は話せると思っていた英語がまったく通じなかったことにショックを受け、自信喪失。なんとか業務をこなせるようになろうと、地道に英語学習に取り組みました。周囲の人にも助けられて3年間勤務できたことは、大変貴重な経験です。私たちの仕事は、国民の税金の上に成り立っています。ですから、国民の方々に自分たちの仕事をきちんと説明できるか、という視点を大切にして業務にあたっています。生活のためだけでなく、仕事を通じてより良い日本を作りたい方、また、さらに自分を成長させたい方は、国家公務員を選択肢のひとつとして考えることをお薦めしたいですね。

武木田 亜沙美

TAKEKIDA Asami

財務省
国際局
平成17年入省【Ⅱ種区分】
平成28年12月1日時点

財務省国際局の中で、西アフリカのコートジボワールにある国際開発金融機関、アフリカ開発銀行(AfDB)を担当。夫が海外赴任になった際は、配偶者同行休業制度を活用して1年9ヶ月の休職を取得。仕事を離れることに不安がありつつも、今となればとてもよい経験だったと話す。