ブックタイトルイクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

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概要

イクメンパスポート2019

ることに決めました。
 育児も家事も担当を決めず、保育園に迎えに行った方が、夕食作りなど子どもたちの世話をしています。休日の食事は私の方が多いでしょうか。子どもたちは、お父さんの仕事はご飯を作ることだと思っているようです。次男が父の日のカードに「お父さん、ご飯を作ってくれ てありがとう」と、母の日には「お母さん、お仕事してくれてありがとう」と。これには笑ってしまいました。
 保育園への迎えは、スケジュール共有アプリを使い、お互いに予定が分かり次第、登録する方法を取っています。
 保育園に迎えに行くためには効率的に仕事を進めなければなりません。私は、朝、定時までに終わらせなければならない仕事を決め、ゴールから逆算して進めて行くという方法を実践しています。
 今、私は育児中の部下を持つ立場になりましたが、育児参加中だからといってその職員の仕事量を安易に減らすことはしていません。部下の成長を阻むことになるからです。また、部下の側も、時間に制約があるからといって、それに甘んじたり、逆に萎縮するのではなく、時間がない中でいかに仕事のクオリティーを上げられるか考えてほしいと思います。
 最後に「育児参加は何をすればいいのかわからない」という声を聞くことがあります。保育園に通っている子どもがいれば一度、迎えに行ってください。育児参加への大きな一歩になるはずです。
妻からのコメント
夫と協力しリモートワークをフル活用
 長男の育休を終え職場復帰した当初は、子どもは主に私がみるべきだと考えていましたが 、少しず つ膨らむ「よりよい仕事をしたい」という思いの間で悩んだ時期を経て、次男、三男の際には、時短から徐々に保育園お迎えを分担する生活となりました。今は海外出張の間、男( 子 )4 人での生活をお願いすることも。ともに子育てする夫と両親の助けなしではいられません。特に、夫との間でお互いに一通りの家事ができることは、負担や不満の減少に繋がりました。特筆すべきは、この9年間でのリモートワークを許容する流れです。退庁後でも育児の合間に携帯やPCで職場とやりとりができる環境は、仕事と育児の境界線を下げ、必要な時の柔軟な行き来を可能としてくれています。