ブックタイトルイクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

そ、あなたは休むことができる」と伝えました。お互いを思いやる心があってこそ、チームとしてうまくやっていけるのだと思います。
取得に向けての段取りが重要
 取得にあたって、2人は、4カ月あるいは6カ月ほど前に相談してくれたので、円滑な引継ぎができました。本人も段取りを考え、休業前にできることは済ませ、支障はありませんでした。やはり、極力早めに上司に相談することが極意だと思います。
 また、普段から2人とも子どもに手が掛かることを周囲にそれとなく話してお り、彼らの大変な状況を周りが把握していたことも良かったのではと思っています。
 日頃からチーム間で仕事の情報を共有する体制であることも重要です。休業中に、想定外のことが起きることもありましたが、皆で協力し、カバーすることができました。チームワークの強化にもつながったのではと思っています。
育児休業中のコミュニケーション
 休業中にも、業務の節目には、状況を報告するようなメールを私などから入れていました。もちろん、育児の負担になってはいけませんが、ある程度の情報を得ていた方が、安心して復帰できると考えていたからです。
 Bさんは上の子どもを庁舎内の保育園に入れていたので、時々、送迎時に顔を出してくれました。職場との接点を持つように心掛けていたのだと思います。
 このようなコミュニケーションもあり、2人ともスムーズに復帰し、これまで以上に意欲的に職場に貢献してくれました。
男性の育児休業取得を応援
2人とも、家族で充実した時間が過ごせたのでしょう。晴れ晴れとした顔で復帰して来たのが印象的でした。
 私が若い頃は、男性職員が自分から育児のために休業を取るということは滅多にありませんでした。安倍政権の政策のおかげで、世の中の意識の変化もあり、男性の考え方が変わってきたのだと思います。
 男性が自分も育児に関わりたいと考え、育児休業を取得することは本当にとてもいいことです。
 これから取得を考えている方々には、育児休業は“特別なことではない”という認識で、堂々と上司に相談してみてほしいと思います。喜んで受け入れ、応援してくれるはずです。