ブックタイトルイクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

イクボスインタビュー②
男性の育児休業は家族の絆が深まるかけがえのない時間
厚生労働省 人材開発統括官付人材開発 総務担当参事官 青山 桂子(政策統括官付労政担当参事官室長時の平成 27 年度に、部下職員が「男の産休」と 3週間の育児休業を取得年金局企業年金・個人年金課長時の平成 29年度に、部下職員が「男の産休」と 2 カ月間の育児休業を取得)
 私が政策統括官在籍時の時の部下Aさんと、年金局在籍時の部下Bさんが育児休業を取得しました。巡り合わせだと思いますが、2人も取得者が出たことを嬉しく思っております。
 Aさんは3人目の子どもを、Bさんは2人目の子どもを授かり、2人とも奥さんを助け、幼い上の子どもたちのお世話をしたいということが理由でした。
家族の絆が深まる育児休業
 育児休業取得の相談を受け、お子さんが生まれることを嬉しく思ったのと同時に、偉いなと感心しました。私にも子どもが2人いるので、奥さんが1人で子育てをする大変さがよく分かります。お父さんが育児休業を取り、子育てに協力するというのは素晴らしいことですから。
 わずかな期間でもお父さんと一緒に過ごすことは、子どもの成長過程において、良い影響を与えるのではないでしょうか。お父さんも子育てを経験するかしないかでは子どもに対する愛情が違ってくるはずです。育児での楽しいことや苦労を夫婦揃って経験することは、かけがえのない時間の共有になり、家族の絆も ぐっと深まるような気がします。
お互い様の精神をもつ
 2人とも重要なポストに就き、業務を抱えていましたが、自分が抜けても影響が少なそうな時期と期間を踏まえて、Aさんは3週間、Bさんは仕事が比較的落ち着いている夏に2カ月間取りました。
 Bさんの取得が決まると、彼の直属の上司が皆に次のような話をしたのです。「育児で休業するけれど、誰にでもいろいろな事情で仕事を一時休んだり、時間をセーブするようなことが生じ得る。お互い様ではないだろうか」と。この話で、皆、抵抗なく受け入れられたようです。我が身に置き換えて考えることができたと思います。
 Bさんにも「皆が支えてくれるからこ