ブックタイトルイクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

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概要

イクメンパスポート2019

 今回、取得者2人の休業が重なる月もありましたが、このような体制に加えて、当課がベテランの職員で構成されていたこと、さらに周りの協力もあり、特段の 問題は生じませんでした。
 当時、ワークライフバランス推進の観点から、東京国税局全体としてそれぞれの課が業務改善計画を策定し、実行していたことも大きかったと思います。
年に複数回のヒアリングを実施
 育児休業の取得を促す中でも、子どもが生まれることを躊躇して上司に申し出ない男性職員も実際のところいるのが現状です。そのような言い出せない雰囲気がまだ残っていることを、私としても認識せざるを得ません。
 申し出てもらうために、職員の身がら、御家族の状況について、ヒアリングをする機会を複数回設けるようにしています。その時には、心を開いて、率直に話してもらえるように、自らプライベートな話も行って、相手が言い出しやすいように配慮しています。
自分自身の子育てを振り返って
 私には子どもが2人おりますが、自分自身を振り返ると、子育ては妻に任せっきりでした。子どもらを保育園に送ったこともありましたが、わずかな期間だけで、ほとんど何もしていないのと同じだと思っています。
 私の若い頃は、家庭を犠牲にして働くような「モーレツ社員」が求められ、「定時終電」が当たり前の時代でした。そのような環境に大半の人が疑問を持たずに仕事をしていたのです。
 子育ては人生最大の楽しみ、喜びが得られる時間だったはずですから。今思えば、少しばかり反省もしています。現在は孫ができ、孫と過ごす時間が心の癒しとなり、孫の成長が゙楽しみでなりません。
 後輩たちには、自分が若い頃にできなかったことを、是非とも経験してほしいと強く思っています。そのために「育児と仕事の両立をしやすい職場環境づくり」をしていく。これが私の使命でもあると考えています。