ブックタイトルイクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

れている方々と比べると、私の取得理由は取るに足らないことかもしれません。しかし、「子どもの成長の瞬間を見たい」という強い気持ちは、上司をはじめ、職場の皆さんに理解され、応援していただいたことには今でも感謝しています。
 穴を空けられない業務に就いていたのですが、上司や秘書課の方々の尽力で、事前に後任が着任し、十分に引継ぎができ、心置きなく休むことができました。
 休業中は、産後の妻の体調がすぐれず、家事をこなすのが大変な状況だったため、家事全般を引き受けました。料理初心者でしたが、“パパご飯”のレシピ本を頼りに料理に挑戦。自分が料理をするようになり、日々、妻はこんなに大変なことをしてくれていたのだと、ありがたく思いました。育児も積極的に行い、入浴は私が担当。今はお手の物です。
 息子と過ごす時間の中で、日々の成長を見られたことが本当に良かったです。初めての寝返りの瞬間に立ち会えたことは記憶に残る思い出の一つとなりました。
 職場の方に「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする」という言葉を教えていただいたのですが、寝返りや初めて笑った瞬間など、子どもは親を幸せな気持ちにしてくれると本当に感じました。
今後は、妻の復職に伴い、共働き夫婦として、家事の分担に加えて、息子の保育園への送り迎えも分担するため、フレックスタイム制等を活用した働き方をしていきたいと考えています。
妻からのコメント
両立の不安がなくなりました
 以前から、子どもが産まれたら日々成長していく姿を一緒に見届けてほしいと考えていたので、育休を取りたいと夫から言い出してくれた時は、驚くとともに、とても嬉しかったことを覚えています。産後はひどい腱鞘炎になり子どもを満足に抱っこすることもできず、授乳すら夫の手助けがなくては難しい状況でした。振り返ってみると、夫のサポート無しではとても乗り越えることのできない半年間で、夫の育休を通して家族の絆も深まり、育児と仕事の両立に対する漠然とした不安も無くなりました。共働き家庭が増える中で、育児と仕事の両立に不安を覚えている女性は多いと思いますので、今後より多くの男性が育休取得に前向きになってくれることを願います。