ブックタイトルイクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

がたいです」と言ってもらい、嬉しく思いました。
 長男とは普段あまり接することができなかったため、育児休業当初は、何をするにも「ママじゃないとイヤ!」でしたが、一緒に過ごす時間が長くなったからなのでしょうか、徐々に「イヤ」もなくなり、長男との距離が近くなったような気がしました。それまでは、好きな人ランキングで、私は下の方だったのですが、嬉しいことに2位に浮上しました。
 幼稚園へも私が送り、2人で登園したことも信頼関係を深めるいい時間になったのかもしれません。実は育児休業前にも「男の産休」を時間単位で分割し、朝の1時間を幼稚園の送りの時間に充てていたのです。庶務課で教えていただいた、とても助かる制度でした。
 下の子の成長が間近に見られたことも何ものにも代えがたい時間で、笑顔も寝返りの様子も、何もかもが愛おしく思えました。
 休業は終わりましたがこれからの方が大事だと思っています。育児は終わったわけではないのですからできる範囲で育児参加をするように努力していきます。
 この経験は働き方を見直す有意義な機会にもなりました。これまで以上にメリハリを付けて仕事に取り組み、急ぎの仕事がなければできるだけ早く帰宅するようにもなりました。今後この制度を利用する人が増えていくことを願っています。
妻からのコメント
家族全員、毎日笑顔の1カ月に
 4年前に長男が誕生した時の夫は、連日深夜帰り。眠る息子の顔しか見られない毎日でした。時が経ち、「長女の誕生に合わせて育児休業を取る」と言ってくれた夫に父親としての成長を感じました。元々、家事、育児に積極的な夫でしたが、休業中は消耗品の補充や外出の準備など、いわゆる「名前のない家事」もしてくれるようになり、出産、2人育児、猛暑などで消耗しきっていた私自身の身体がとても楽になったことを強く覚えています。家族4人で 濃密に過ごした1カ月はとにかく毎日楽しくて、一生忘れられない時間になりました。夫の育児休業取得により、夫の同僚や後輩の方々がより育児休業を取得しやすくなるのであれば、とても嬉しいです。