ブックタイトルイクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

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イクメンパスポート2019

り、非常に勇気づけられ、今でもその時 の上司には感謝しています。
 育児休業中は、長男と濃密な時間を過ごすことができました。近所の大学の農場で農作業をしたことや、父、私、長男の「男三人」で旅行をしたのも良い思い出です。祖母や母にも長男を連れて頻繁に会いに行けましたし、保育園の見学などもできました。
 また、日々、家事を行う中で、掃除、洗濯等の「目に見える家事」だけでなく、 様々な「目に見えない家事」があることを知りました。保育園等の各種行政手続や子どもが熱を出した場合の再日程調整など、地味ながら手間のかかる「目に見えない家事」に手間取り、今まで家事の一面しか担っていなかったこと(同じくフルタイムで働く妻が黙って処理してくれていたこと)にも気付かされました。
 現在、子どもは3人になり、習い事や学校関係など、管理・調整すべきタスクも変わってきましたが、1年間の育児休業で一通りの経験を積めたこともあり、妻が1週間の出張で不在といった場合でも、子どもの協力を得つつ、うまく処理できています。
 最後に、育児休業の取得については、子どものことだけに捉われずに、親の介護等も含め、より広い観点から考えてもいいのではないかと思います。自分の職場を外から見ることもできますし、多様な経験を積むことで視野が広がり、人生が豊かになるはずです。
妻からのコメント
とてもよい経験になりました
 我が家では、長男が生まれたときに夫婦で順番に育児休業を取得させていただき、とてもよい経験になりました。
 体力のある長男を広々とした公園に毎日のように連れていって思う存分遊ばせてくれたり、母親目線だと気がつかないようなジャンルの絵本を見つけて楽しく読み聞かせしてくれたりと、夫の育児休業中に長男の世界が大いに広がりました。また、夫婦それぞれが自律的に家事をこなせるようになることで、長女、次女と子どもが増えても共働き家庭を維持していくのが楽になったと思います。
  12歳になった長男は料理に関心を持ち、自分で味付けを工夫した卵焼きを家族 に振る舞ってくれます。夫には長男のいいお手本にもなってもらえて、感謝しています。