ブックタイトルイクメンパスポート2018

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イクメンパスポート2018

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イクメンパスポート2018

たなかで、赤ちゃんの生活リズムを整えるメソッド(ジーナ式)を実践しました。決められた時間に授乳や睡眠をとる事で、非常に寝つきも良くなり、育休中の終わり頃には夜泣きをしなくなったので、効果があったと思います。
 当初、私は赤ちゃんに恐る恐る触れていましたが、毎日接することで徐々に慣れ、授乳や哺乳瓶の洗浄・消毒、おむつ替え、沐浴など一通りの世話が身に付き、自信が持てました。妻が外出したい時には、私が一人で面倒を見ます。逆に私が飲み会等に行く際も、妻は快く送り出してくれます。振り返ると、育児休業を取って本当に良かったと思っています。特に子どもの日々の成長が見られたことは貴重な経験でした。また、想像以上に家事と育児は重労働。妻一人に負担させてはいけないことも実感しました。
 育児休業中は、持ち帰ったパソコンでメールのやりとりをチェックし、業務の大きな動きはつかめていましたが、仕事には一切関わらず、育児に専念させてもらいました。職場復帰後は、時間に対する意識が変わりました。民間企業に勤める妻が、職場復帰を予定しているので、極力、子育てを手伝うことを念頭に、業務を進めるようになりました。
 最後に多忙な時期に育児休業が取れたのも、上司と職場の仲間の支えがあってこそと、感謝しています。今後は、私がきっかけとなり、同僚や後輩たちが育児休業をとってくれたらうれしいです。
妻からのコメント
夫は最も頼れる育児の相談相手
 夫の育児休業から得られたことは夫婦の絆、家族の信頼関係が強くなったことです。夫から育休取得の提案があった時は驚きましたが、夫が育児に積極的に関わろうとしてくれて嬉しかったです。私自身、産休・育休を取得することに不安があったので、夫はそれ以上に勇気が必要だったと思います。色々とご配慮、ご協力いただいた夫の職場の方々には心より感謝しています。
 1カ月という期間でしたが、家庭内の色々なことが分担できるようになり、夫が育児について相談できる一層頼もしい存在になりました。何よりも、貴重な新生児時代の成長を、夫婦二人で見守れたことはとてもいい思い出になりました。ぜひ制度を活用して、育児に参加する男性が増えるといいと思います。