ブックタイトルイクメンパスポート2018

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イクメンパスポート2018

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イクメンパスポート2018

 育児休業を取得するに当たり、1日のスケジュール表を作成しました。時間の使い方を可視化することで、自分がするべきことや順序が明確になり、1日をより有効に活用することができました。
 料理や掃除、洗濯は独身時代から手慣れていましたので、長女のお弁当作りも、大変さを感じませんでした。
 私にとっての育児休業は、長女の成長が見られた貴重な2カ月間でした。幼稚園の送り迎えや園内行事に参加したことで、ふだんの生活では見ることができない表情や、団体生活の中で垣間見る娘の一面を知ることができました。
 また、幼稚園では、毎週開催される課外活動にも参加しましたが、大勢のお母さんたちから物珍しそうな視線を感じました。まだ少数とはいえ、男性も育児休業を取る時代になったので、女性の意識改革も必要だな、と思いました。
 復職後、職場の同僚が2人続けて育児休業を申請しました。手続きの方法なども含め、経験者としていろいろアドバイスをさせてもらいました。振り返ると、私の場合は妻と役割分担を決めたことで、気負わずに育児に取り組めたことが良かったと思っています。
 私は「イクメンパスポート」で「男の産休」を知りました。各休暇の取得可能な日数や、給与面や手当の解説も参考になりました。育児休業の取得を考えている方には、制度を正しく理解して、有効活用することをお勧めします。
妻からのコメント
育児方針がまとまる時間にも
 我が家は、夫の育休を頼りに第2子の妊娠を望みました。育休中、夫は長女の世話と家事全般、私は下の子の世話と、役割分担をしました。もともと料理好きな夫は、台所仕事が辛くないようでした。育休が中盤になり、夫が娘に叱ることが増えました。娘と長時間関わることで、一筋縄ではいかない娘に葛藤する姿が見えましたが、私は内心歓迎しました。同じ悩みを共有し、娘に対する育児方針が夫婦の間でまとまってよかったと思います。
 出産は女性中心の世界、男性には「言わなきゃ分からない」という心構えでしたが、自分の気持ちを常々整理し、夫に伝えることで、産後の感情の起伏を受け流せたと思います。振り返れば、貴重な時間でした。