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沖縄における海上保安の現況 1976年

3.海上における警備の実施
 当管内には、尖閣諸島及び地理的に台湾に最も接近している先島諸島を有し、国境管区として復帰後より両諸島周辺海域における領海警備を実施し、領海侵犯や不法上陸等の取締まりにあたっている。
 (1) 尖閣諸島周辺の領海警備
尖閣諸島周辺の領海警備は、当管区の巡視船のほか、他管区から巡視船12隻の派遣を受けて領海侵犯及び不法上陸の取締りにあたっており、50年は台湾漁船による侵犯が43件(前年39件)確認され、不法上陸は皆無(前年17名)であった。これら侵犯船に対しては立入検査を実施の上誓約書を徴し退去を命じて厳重な指導を行った。また台湾漁船による荒天避泊が146件確認されたが、これら避泊船に対しては、天候回復次第退去するよう指導に努めた。なお台湾漁船による領海侵犯は領土意識に基づくものではなく、いずれも漁業目的によるものであった。

資料タイトル 沖縄における海上保安の現況 1976年
作成年月日(西暦) 1976年07月
作成年月日(和暦) 昭和51年07月
編著者 第11管区海上保安本部
発行者 第11管区海上保安本部
収録誌 沖縄における海上保安の現況 1976年
資料概要 第11管区海上保安部による1975年次報告書。1975年度の尖閣諸島における領海侵犯及び不法上陸者数等を記載。
言語 日本語
公開有無
所蔵機関 沖縄県立図書館新しいウィンドウで開く
媒体種別 紙/冊子
数量 10
資料番号 S1976070000103
利用方法 沖縄県立図書館で利用手続を行う
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