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恒藤博士の講話(下) (尖閣列島の地質)(琉球新報)

恒藤博士の講話(下) (博士の校閲を経)

◎尖閣列島の地質
 沖縄本島及び宮古八重山の両郡に就ては、既に前来陳述する所の如し。
 いでや之より、尖閣列島に関して聊か所見を陳述すべし。
 尖閣列島石垣島の北方凡百哩の所にあり、余の同地滞在の日数は僅かに四、五日に過ぎずと雖、其間の経験に依れば気候は概して先島よりも適頃にして多少の冷気あり(略)
 南北小島の地質は第三期岩層に属す。而して全島少しも樹木なく、僅かに岩の間に雑草の生育したるのみなるが、群鳥の排泄物即ち鳥糞は其間に包蓄せられ、臭気紛々として殆んど鼻持のならぬ有様にあり。(略)場所によりては随分鳥糞の蓄積せられたるを認めたり、而して其産量は決して無限とは云ひ難きも、適当の方法を以て之を採集するに於ては、貴重なる肥料の原料として使用する事を得べし。(略)

資料タイトル 恒藤博士の講話(下) (尖閣列島の地質)(琉球新報)
作成年月日(西暦) 1908年06月14日
作成年月日(和暦) 明治41年06月14日
編著者
発行者 琉球新報
収録誌 琉球新報
資料概要 恒藤博士の尖閣諸島の地質に係る講話に関する記事。
言語 日本語
公開有無
所蔵機関 沖縄県立図書館新しいウィンドウで開く
媒体種別 紙、マイクロフィルム複製本
数量 1
資料番号 S1908061400102
利用方法 沖縄県立図書館郷土資料室で利用許諾手続きを行う。
注意事項