すべての仕事は、
国民の幸せな食生活のために。

職業を選ぶにあたっては、「人のために働きたい」というビジョンをいちばん大切にしていました。この想いを実現できる仕事として、真っ先に浮かんできたのが国家公務員だったんです。国家公務員の中でも農林水産省を選んだのは、両親の実家がそれぞれ農家と魚屋だったこともあり、小さな頃から自然や畑が身近な存在だったことも大きいと思います。農林水産省と言えば、その名の通り農業、林業、水産業を管轄する、いわば生活の根幹を支えているところ。食環境と、食に関わる多くの人々、そして国全体の安心・安全に関われるというところが魅力です。
大学時代は文学を専攻しており、農林水産省とは直接関わりのない分野を学んでいました。それはそれで面白かったのですが、国家公務員を目指すと決めてからは週に3回ほど予備校に通い、法律や経済の勉強をスタート。まったく未知の分野でしたが、苦労したというよりは新しいことを吸収する楽しさの方が印象に残っていますね。きっと、国家公務員として働きたいという目標がしっかり定まっていたからだと思います。約1年の勉強期間を経て、無事に国家公務員試験に合格することができました。

食料産業局の食品製造卸売課では、麺類・菓子類など食品ごとに担当が分かれています。私の担当はパン類係。パン業界の窓口となる業務をしています。日々パン業界の方とさまざまなお話をさせていただくのですが、まずはひとつひとつのご意見・ご要望にしっかり耳を傾けることを心がけています。入省当初は総務的なお仕事を担当させていただいたり、大臣室のスタッフとして勤務していた時期もありました。それぞれ仕事内容はまったく異なるのですが、すべての仕事が『この国の食を支えたり、農林水産業を発展させる』ことにつながっている。そう意識することが、自分自身のモチベーションにもなっています。
たとえば、学校給食のパンに国産小麦の利用を推進するという仕事があるのですが、最近では実際に給食で国産小麦のパンを扱う学校も出てきたと聞くとうれしくなります。子どもたちに国産小麦を届け、それが、日本の食料の安定供給や農家さんの所得拡大にもつながる。最前線の現場の方々をサポートする中で、やりがいを感じられました。
生きていくのに欠かせない食事を、国民の皆さんが毎日欠かさず食べることができるように日々の仕事に取り組んでいきたいと思います。

斉藤 京子

SAITO Kyoko

農林水産省
食料産業局 食品製造卸売課
2010年入省 【Ⅱ種行政区分】

入省してから1~2年目は内部管理業務、3年目は大臣室の秘書を務めるなど、様々な領域での業務経験を持つ。現在は、パンを中心として国産農産物の消費の拡大などに取り組む。穏やかな雰囲気を持った上司や同僚と協力し合いながら「国家公務員の仕事はずっと続けていきたい」と語る。