国家公務員 CAREER GUIDE

ENTRY / MYPAGE

恵まれた自然環境と豊かな海に囲まれた島、沖縄。観光産業も盛んで、国内外から毎日多くの観光客が訪れています。まちを走るバスやタクシー・トラック、空港からの交通アクセスに利便性の高いモノレール、島と島をつなぐ船舶などの公共交通機関は、観光客や県民生活にとって大切なライフライン。これらの事業者に対する許認可や指導監督、また安全性を確保するための業務を行っているのが、私たち沖縄総合事務局運輸部です。主な業務は、海運関係と陸運関係。小さな離島が多く存在する沖縄では、海上における船舶の輸送は地元生活者に欠かせません。

港から出航する定期船の安定的な運航を支えるための補助事業も運輸部の重要な仕事です。また陸運関係では、島の中心となる大きな国道に基幹バスを走らせる構想や、モノレールの延伸計画など、生活者の一部となる公共交通インフラの強化に動いています。もちろん、これらの運輸行政は観光関連事業にも大きな影響があり、沖縄の産業発展を支える役割を果たしています。

入局からこれまでずっと運輸部に所属し、陸運関係の業務に携わってきました。現在は総務運航課で、部内の庶務を担当。施策を行うために必要な予算の管理執行、契約手続き、各方面への調整業務など、環境を整えることで裏方から運輸行政を支えています。たとえば最近沖縄ではIC乗車券「OKIKA」が導入されたのですが、運輸部は交通機関をより便利で快適に改善していくプロジェクトに携わっており、私も人々のライフスタイルの変革を間近で見ることができ、嬉しく思います。私の担当業務は地道な仕事も多いですが、その先に住民の生活や観光客の方の笑顔があると思うと、自然とやる気も湧いてきます。時には、仕事の成果が直接目に見える形で現れることもあるんですよ。

以前、個人タクシーの許認可業務に携わっていたのですが、私が書類審査から試験・聴聞・現車確認まで担当していた方が合格して、そのタクシーが街を走っているのを見ると感慨深いですね。一方で、大変だったのは陸運事業者に対して指導・監督する仕事。監査指導課には、運転手さんとお客さんのトラブルや交通違反、バスの遅延や早発など、一般の方から様々な意見・要望が寄せられます。事実関係を確認した上で必要に応じた対応・指導を行うとともに、定期的な事業者監査も行うのですが、法令違反が見受けられた場合には行政処分を下すこともあり、責任は重大です。利用者と事業者の間に立って、生活をより良く改善していく。大変なこともありますが、やりがいも大きいです。

子育てをしながら働くことのできる環境としても、とても恵まれているなと実感しています。仕事と家庭の両立を支援する制度が充実していますし、周りの方々の理解も深く、助け合いの精神が根付いているように思います。私も出産・育児休業から復帰してしばらくは、育児時間という制度を活用して、定時よりも早めに帰らせていただいていました。私たちの業務は年度末や年度初めにもっとも忙しくなるのですが、そんな時でも、先輩方が助けてくださったり、家族のサポートもあって乗り越えることができています。

周りには同じように仕事と家庭を両立させている先輩方もたくさんいるので、とても心強いですね。もちろん最初は不安もありましたが、休業期間や復帰時期など親身になって相談に乗っていただいて。働きやすい職場環境に、とても感謝しています。

沖縄総合事務局は複数の省庁が集まってつくられた国の出先機関ということもあり、多角的な事業を行っています。沖縄全体の振興に関わることができ、幅広い業務に携わりたいと考えていた私にはとても魅力的でした。いろんな地方の方々と仕事をしたり、本省に転勤するケースもあるので、『他府県で得た知識や技術を沖縄の振興のために還元していきたい』という気持ちで働いている人も多いようです。

幅広い業務内容を通じて何らかの形で社会に貢献したいと考えている人にとっては、チャレンジ精神を掻き立てられる環境ではないでしょうか。ぜひやる気に満ち溢れた方と一緒に働けたら嬉しいです。

大学では法文学部に在席。学んだ知識を活かして社会に貢献していきたいという想いで国家公務員を目指す。国土交通省の地方出先機関としての役割を担う沖縄総合事務局運輸部にて、これまで主に陸運関係を中心とした業務に携わる。今後は沖縄の「海」に関わる海運の領域で生活を支える仕事をしていくことが目標。2012年8月から産休・育休を取得し、2014年3月に職場復帰。1児の母として、仕事と家庭を両立させながらワークライフバランスを実践している。