ブックタイトルイクメンパスポート2019
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イクメンパスポート2019
先輩イクメンインタビュー②
多様な経験によって、 自分自身の人生も豊かになった
公正取引委員会事務総局 取引部 企業取引課 課長補佐
関場 良二郎(育児休業12カ月取得)
妻が育児休業を終えて復職すると同時に、これを引き継ぐかたちで12カ月の育児休業に入りました。長男が1歳6カ月の時です。
当時、高齢の祖母を介護していた母が脳卒中で倒れ、母は病院で療養中(後遺症で全身麻痺)、祖母は施設に入所と、自宅での介護ではありませんでしたが、ダブル介護でテンテコ舞いの状態にありました。この状況での子育てだったこともあり、今後のために一度しっかり休んで体制を立て直す必要があると感じていました。また、母が突然倒れたという経験から、人生、いつ何が起きるかわからないと考えるようになり、元気なうちに子どもとの思い出をできるだけ多くつくっておきたいとも考えていました。
私が育児休業を取得した頃は、年単位で取得したという男性の話はあまり聞いたことがなく、上司にお叱りを受けることも覚悟していたのですが、「いいことだから取った方がいい」と、背中を押してくれました。悩んでいたところでもあ